お知らせ
2020.08.06S-100および弊社原料によるウイルス不活化と殺菌効力試験のご報告
S-100および弊社原料による各種ウイルスと細菌への効果について試験結果をご報告致します。
S-100はエンベロープ型のインフルエンザウイルスA型H1N1およびノンエンベロープ型のネコカリシウイルス(ノロウイルス代替)それぞれに対して1分以降の測定で99.99%以上の高い不活化効果(抗ウイルス活性値)を持つことが確認されました(図1)。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はエンベロープを持ったRNAウイルスです。インフルエンザウイルスも類似した構造を持っていることから、SARS-CoV-2の代替評価ウイルスの一つとされています。エタノールなどのアルコールはノロウイルスなどのノンエンベロープ型のウイルスには効果がありません。S-100はエンベロープの有無に関係なく効果を有することが示されました。
さらに、大腸菌O-157に対しても15秒以降の測定で99.99%以上の高い殺菌効果を持つことが確認されました。その比較試験として水酸化ナトリウム(pH = 12)で実施したところ、1分以内に殺菌できないことが確認されました(図2)。
S-100はアルコール、防腐剤、界面活性剤、塩素系殺菌剤を一切含まず、化粧品基材として高い安全性と多くの実績を持っております。
SARS-CoV-2の感染拡大防止の一助となるよう、安心、安全な抗ウイルス・抗菌用の液体として今後も皆様に供給していく所存です。
※本試験結果は原料・原液での研究データです。薬機法・景品表示法上、最終商品で本結果を使用することはできません。
図1 S-100によるインフルエンザウイルスおよびネコカリシウイルスへの不活化効果
図2 S-100および水酸化ナトリウムによる大腸菌O-157への殺菌効果
その他、製品でのウイルス、菌への効果は下記PDFファイルよりご確認ください。
AISystemProductsCorp_AntivirusAndAntibacterial_ReprintProhibited.pdf
以上